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走行距離2240km! NSW7日間のキャンピングの旅

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 年末年始をオーストラリアにとどまる(来年は日本!)と決めた私達は、なるべくお金のかからない家族旅行を計画しました。キャンピング。昨年テントを購入したものの、一度田舎に住む友人宅庭で使用しただけだったので、今回が私達のキャンプ場デビューになりました。私達の初めての1週間に及ぶ家族トリップは、その想像を超える楽しさですっかりその虜になって帰ってきました。

 さて目的地は、シドニーから400km北西の内陸部にあるDubbo(ダボ)で、その町にある有名な動物園Western Plains Zooに行こう!と決めたのです。途中Yamba(イヤンバ)と  Forster(フォースター)という海沿いの町でそれぞれ2泊、ダボで2泊してきました。

 私達の行ったキャラヴァンパークは、夫の従姉妹(キャンプのエキスパート)が薦めてくれた、BIG4から選びました。ホリデイ中にもかかわらず、前日の予約(フリーコール)で大丈夫だったので、安心して目的地に向かうことができました。

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イヤンバの灯台

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イヤンバのキャンプ場、クラレンスコーストリゾートでは、朝になると野生のカンガルー達が姿を見せます

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フォースターの海賊船のある(!)ホリデイヴィレッジ Smugglers' Cove では、川のほとりにテントを張る(この川がなかったら一泊もしたくなかった、というのが正直なところ・・・)

 元ボーイスカウト、元ガールスカウトの私達のイメージするキャンプというのは、自然に近い不便な生活だったのです(何十年前の話?)。ところがそれが全く違っていました。

 施設はサイトによって異なりますが、キッチン、BBQグリル、シャワー&トイレ、ランドリー、プール、子供のプレイグラウンド、ヴィデオなどが観られる娯楽室、売店などがあります。パワーサイト(電気が使える野営場)では、テント生活なのに冷蔵庫や電子レンジ、電気湯沸し、テレビ、掃除機等を持ち込んでいる人達がたくさんいてびっくり。

 キャンプサイトでは、ショップにはない色々なアイディアを見つけることが出来ます。他の人々のアウトドア暮らしを見るのは、ほんとに面白かったです。

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フォースターのサンセット

 しかし、オーストラリア人の僕ちゃんでさえも初めて知る、オーストラリアのキャラヴァンパークカルチャーには驚きの連続でした。連日40℃を超えるダボは別として、海辺のキャラヴァンパークにはテントやキャラヴァンで何週間もホリデイを過ごす人々で溢れていたからです。中にはそこに住んでいる人々(主にお年寄り)もいるようです。

 来ている人達と話すと、多くのファミリーが毎年(10年連続とか!)同じ時期に訪れるというのです。そこで、親も子供達も、そこで知り会った友人達と1年ぶりの再会をするんですって。こういうのって、他の国でもあることなのかな?キャラヴァンパークで自転車を乗り回していたよその子供達がすれ違いざまに、「ヘイ!君、前に会ったことなかったっけ?」 こういうのはよくある光景みたいですね。

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フォースターの魚屋さんの前に来てたペリカン達

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地元の人が教えてくれた 魚屋さん Wallis Lake Fishermens co-op で買った、湖で捕れた海老が絶品で、忘れられない味になりました。でも、なんといっても最高だったのは、朝のご飯と味噌汁!

 私たちはあまり社交的な方ではないので、初めは面食らってしまったけれど、次第になれていきました。子供達は行く先々でよい友達を作っていったし、私達もダボでシドニーから来てた、とても素敵なファミリー(ベルギー人、スイス人夫婦と4人の娘達)と知り合いになりました。

 不思議ですよね。同じ日にダボに来て(テントを張ったのは彼らと私達だけでした)、キャンプをして動物園を観にいって、同じ日にダボを発つ計画をしていたファミリーが他にもいただなんて。彼らとは動物園にも一緒に行ってきました。40℃の動物園行きははっきり言って過酷でした。車で移動しながら観るつもりだったけど、彼らは歩くというので私達もそうしたんです。子供達は友達と歩けるのが楽しくて、がんばって歩いてくれたので助かりました。15分ごとに水を飲みながら、半分くらいの3.5km来たところでランチ休憩をしたのですが、暑さはもう相当なもので、これ以上歩くのは危険だと感じ、お父さん達に車を取りに戻ってもらいました。ふうー!こんなに水を飲んだのは、生まれて初めてでした。歩きながら、キャンプ場のプールに飛び込むことを夢見てた私達。今度来る時は冬にします。でもダボの冬はまたさらに寒いって聞いたな。

 彼らと夜BBQをしながらヴィムベンダースの映画や、日仏のアニメの話で盛り上がるなんて、ほんとに思いがけない楽しい日になりました。そういえば、ダボ2日目に、北クィーンズランドのタウンズヴィル(ブリスベンから約1400km ! )から、子供3人連れて一人で運転してきたオーストラリア人の母親がいました。すごい!タウンズヴィルと言えば、私の夫がその昔住んでいた場所で、その彼女の子供達は、なんと彼が教えていた高校に通ってるんですって。なんて狭い世の中でしょう!

 キャンプ場の夜空は満天の星でちりばめられていました。わかってはいても、実際にこの眼で観てみると、その数に圧倒されてしまって、この宇宙の神秘を感じずにはいられなくて。この地球の上で起こっていることは、なんて小さなことなんだろう?だからこそ、人との出会い、この瞬間を大切にしなくてはならないと思うのでした。旅先には、本当に思いがけない出会いがあるんだね。次のキャンピングが待ち遠しいけど、今度はもっと自然に近いキャンプがいいなあ。

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ダボの動物達は、私が今まで見てきたどの動物園の動物よりもハッピーに見えました

 ダボからは、一路ブリスベンまで約750kmをひた走り、休憩も入れて約10時間で戻ってきました。40℃の暑さの中、我らがホールデンコモドはほんとによく走ってくれた!おんぼろだと思ってたけど、何かとてもいとおしい家族のように感じてしまいました。

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ダボからの帰路は、こんな景色が何時間も続くのでした

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コメント

Yokoさん、

とってもすてきな旅をされたようですね~
こちらのキャンプって想像外だったんですが、
Yokoさんのブログを読むととっても楽しそうだなと思いました。
キャンプ場での人との出逢いもステキ!
子供さんたちも心に残る経験をされたことでしょう。
またぜひお話を聞かせてください!

Yokoさん、いきなり7日間のキャンプの旅にでて、エライ!それにエンジョイできてよかったねー。我が家もこのシーズンからキャンプデビュー、10月11月と2回キャンプをしましたが、それぞれ1泊&2泊とスーパーショートスティ(?)でした。慎重すぎる主人が、まずは子供達がどの程度キャンプをエンジョイできるか、はたまた蚊に刺されやすい私はどの程度耐えられるか、のお試しだったのです。結果子供達はハッピー、私も意外に蚊に悩まされず、楽しめました。田舎育ちの私としては、満天の星を見たり、虫や鳥の鳴き声を聴いたり、というのはとっても懐かしい、しみじみしたものでした。次回はもう少し長期でキャンプに行きたいな。1泊でも7泊でもテントを張る作業は一緒だもんねぇ。私としては泳げる時期はビーチキャンプがよろしいと思っているのですが、ダンナいわく「キャンプファイヤーできるブッシュの方が子供が喜んでいいよー!」とのこと、これって子供をだしにした自分の要望かな??そのうち一緒にキャンプに行けたら楽しいね。でもその前に我が家は主人の26年前のテントを買い替える必要あり!だねー。

organicloverさん、 kunikoさん、コメントありがとう。
どうしてもこの旅を記事にしたくて、書き始めたらこんな大長編になってしまいました。読んでくださって、お疲れさまです(笑)。
キャンプに行くのに、色々揃えなくちゃいけないと思いがちだけど、そんなことはないです。必要最小限のものでやっていけますよ。キャンプに行きましょう!思い立ったら吉日です。
最近のテントはそれはそれはよく出来ていて、軽いし、組み立てやすくて、意外と丈夫。でも26年前のテントは貴重です。がんばって使い続けてください!

コメント2回目です。
私も自分のブログをアップロードするのに忙しいので、記事を全部拝見していないのですが、パデイントン便りはお気に入りに入れてあります。
まだ1枚もプリントアウトしていなかったことに気づいて、今日どの記事にしようかなと探していたら、きれいな風景の写真がたくさんありましたので、ゆっくり記事を拝見しました。
オーストラリアが体感できるような記事ですね、いい環境が地続きであってうらやましい。
 そうそう、キャラバンパークのお話、日本にもあるようですよ。
私が2003年に名古屋からフェリーで北海道へ渡り、車で一人旅をしたとき(その時はわけあって一人暮らしでした) 最北端の宗谷岬で車を止めた場所に丁度隣り合わせた車のご夫婦と知り合いになりました。
私と同じように車に何枚かのステッカーを貼っていたので。
 その方は広島の人でしたが、息子さんが北海道の旭川に居られるらしくて、毎年夏に車で北海道へ来ているということでした。
私は北海道旅行はその時2回目でしたが、それ以後は諸般の事情で旅行に出かけられなくなっていました。
 昨年の夏、その御夫婦から北海道へ来ていると携帯へメールが届いたのです。場所を尋ねると釧路湿原とのことでした。私は色々北海道をめぐったことを思い出して、別の場所へ移ったら又メール下さいとお願いしていたところ、なかなかメールが来なかったので、しばらくしてメールで今はどこに居るのかとたずねたところ、ずっと釧路湿原のキャンプ場に居るとのことでした。
どうやらここが長逗留している人達が大勢居る場所だったようです。
二輪車(ライダー)の人も多かったとのことでした。
毎年来ている人も居るとのことで、きっと同じ時期に別の地方から集まってお友達になり、又再会を期して別れるというロマンチックな人生を経験しているのだと思いました。
 傷心の人もきっとここで癒されるのでしょうね。

Miki さん

素敵な旅のお話をきかせてくださってありがとうございます。
旅先での出会いは偶然とは言えない、運命的なめぐり合わせがありますよね。
日本にもキャラヴァンパークのそういった出会いのストーリーがあると知って、なんだかとても嬉しくなりました。
北海道一人旅。一度してみたかったです。(なんて、よく考えたら日本で一人旅したことがないのに気づきました。オーストラリアはあるのに!)

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