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愛があるから

 11月の終わりともなると、ブリスベンはまさに夏が来ているんだということを全身で感じるようになる。空気も湿り気が出てきて、みな午後のストームを待ちわびる。ストームバードやキジが啼き、虫達が忙しく動き回るクィーンズランドの夏。冬生まれ(2月)の私だけれど、今しみじみと夏が大好きだということに気がついた。

 ここに来てもう12年目(既に人生の4分の1!!)。朝のヨーガが習慣になった今(これをしないと体が動かなくて。。。)、体の芯から涌いてくるエナジーはこの季節を心地いいと感じるから不思議だ。汗かきの私は首からかけたタオルが一日中手放せない。タオル好き好き。ライナス君みたい。

 この頃オーガニックのイチョウ(Ginkgo Blioba)のお茶を毎朝たっぷり作るのも日課になった。まず熱いのを一杯。ティーポットに入れたままにしておけば、昼過ぎには室温になっている。それを飲むのも好き。くせがなく苦味もなく、まろやかで飲みやすい。パディントンのファンディーズで量り売りで普通に買えるのも嬉しい。

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 暑くて目が覚めた2週間くらい前の朝のこと。その朝はとてもすっきりした目覚めだった。時計を見ると4時45分。既に起きていた僕ちゃんが(普段はウォーキングに出かける)「早いけどお茶飲む?」と訊きに来た。いつもより1時間以上も早い朝のお茶だけれどお願いした。

 少しして、彼が「シャッターチャンスだよ」と言うのでデックに出てみると、シティーのビルの谷間から顔を出すお日さまがいた。

 写真を撮って、カパティー(お茶)飲んで、ゆっくりヨーガして、お弁当作って、ご飯食べて・・・。起きてから子供を学校に送り出すまで4時間もあるなんてちょっと信じられなかった。

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 写真は上から4時54分、4時56分が2枚。

 展覧会がもうすぐ。

 企画を持ち上げたのは、ボタニックガーデンのヴォランティアガイドを勤める、ジュエリーアーティストのベティーナ。彼女がKazuyo's Collectionで私の絵を気に入って買ってくれたのが縁である。展覧会まで約1ヶ月という急な準備だったけれど、ほぼ作品も揃ってきてようやくその気分になってきた。

 初夏から夏にかけてのブリスベンは本当に植物が美しい。ボタニックガーデンの蓮の花や、隣のお庭の泰山木の幽玄な美しさを見逃してはならぬとスケッチに夢中になった。ここまで描き込むのは学生時代以来だ。

 わがままで、子供で、世間知らずで、ひたすらに時間を無駄にしていた学生時代の自分。今また絵筆を持つようになって気づいたこと。それは「愛」。植物への愛。自然への愛。夫と子供への愛。家族への愛。人々への愛。手先だけで絵は描けない。心と魂がなければ。もう説明はいらない。描くことが私の心を自由にしてくれる。

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 ヨーコの作品が展示される、エキシビジョンMosaic は、12月4日から6日まで、トゥオング のマウントクーサ植物園内のギャラリー、ランドール・ストゥーディオ(駐車場のそば)で開かれます。時間は10amから4pmまで。

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コメント

じん、ときてしまいました。

子供の頃、絵を描くことが大好きで、将来はぜったい絵描きになる!と決めて、専門学校まで行ったけど、沢山の才能ある人たちと自分を比べてしまって・・・自信喪失。それ以来、絵筆は握れなくなってしまいました。
描きたい気持ちは湧いても、どうしてか握れない。なんでだろーと思ってましたが、今回のyokoさんの記事を読んで、わかった気がします。

手先だけでは描けない。心、魂がなければ。

いつか描ける日が来るのを信じて。

気づきを、ありがとうございます。

こんにちは。
先日はどうも。展示会金曜日にうかがおうと思います。たぶん午前中だと思います。
ヨーコさんの絵、大好きです。
私はKazuさんを通しヨーコさんの絵を知りました。そしてお友達にもなれました。出会い、巡りあいに感謝の日々。
ヨーコさん本当に良かったですね。
作品拝見するの楽しみにしています。

Rid*さん

学生時代を振り返ると、私は卒業制作の大作の馬の絵を先生に表彰されたものの、その後(専攻科としてもう1年大学で絵を描いた)何を描いていったらいいかがわからず、つまづいていました。
その後いとこの子供たちを描いた時も全然楽しくなかったし、少しもいい絵ではなかった(当然評価されなかった)。何故描けないのかが当時の自分にはわからず、そうこうしているうちにロックに夢中になって(笑)日本画に対する興味を失っていったのでした。
でも今その理由がはっきりわかるんです。馬の絵が何故よく描けたか?それは馬へ愛情があったからなんですよね。2週間ほど毎日スケッチに出かけているうちに、馬達のことをほんとに愛しく思うようになって。。。

だから私は「描きたい気持ち」があるというのは大切なことだと思うのです。そういう心がある人を、ここではみなアーティストと呼ぶんですよね。

でもロックに夢中になっていった自分は、そこで自分の行き先を決めていったわけで、あちこち寄り道したけれど決して間違ってはいなかったと思います。
こうしてRid*さんに会えたのもすべて偶然ではないんですよね!wink

yokoさん、以前お家にお邪魔したときの日本画がとても素敵で、、、

あの時より描く気持ちが違う、ということですよね。

私も嬉しいです。

土曜の午後か日曜午前中、行きますよ~。うふふ

それから、届きました。まだ聴いていません。

去年も同じ頃にいただいたのです、ちょっと早いクリスマスプレゼント気分で浮かれています。嬉しい~

ありがとうございます!!

てくてくさん

今日は午前中アキュパンクチャーと作品の般入。夜は子供の学校のコンサートから展覧会シャンペン・プリヴューへ梯子とイヴェント続きで忙しい一日でした。
嬉しいことにすでに3枚が売れました!(期間中はずっと展示されます)

Kazのエナジーをもらってとうとう展覧会までこぎつけました。ちょっと感慨ひとしお・・・。まあ喜ぶのは早いけれど、ほんとに少しずつ成長できたらいいなと思っています。

てくてくさんのWEのマーケットのお店の前で Rid*さんともばったり会えたんでしたっけ!巡りあいは偶然じゃないです。

Pandy さん

源氏物語絵巻を模写した絵のことですね。仏画や文化財の模写というのは、日本画の継承のためにもとても重要なことなんです。当時と同じ質の紙を使い、胡粉(貝から作る白い粉)、岩絵の具(天然の石を削って細かくしたもの)を膠(にかわ:動物の皮や骨でできている)を使って絵を描くの。もちろん墨も使います。これを描いている時はほんとうに楽しかったです。こういう細かい作業は自分の絵を描くというものとは違うので結構好きでした。

この間日本に行った時、NHKのBSで世界遺産西本願寺の10年にわたる修復の様子を撮ったものの特集を偶然観たのですが、これが実に素晴らしい番組で感動して見入っていました。
http://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20090918-10-16639

私が学生のころ、文化財の修復に興味があったならもしかしたらそういう道も選んだかもしれなかったなあと思いました。
再放送を録画してもらいたいなあと思ってます。

Pandy さん

追伸です。
日曜日だったら午後3時にはギャラリーにいます。午前中はももさんのコンサートに行くの。土曜日は子供達のヴァイオリンのクリスマスコンサート。まだまだ忙しい。。。でもあと1週間で夏休み~!でも絵は休まず描かなきゃね。

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