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洪水 娘と離れ離れに

 今朝7時過ぎ、ベルバウリー(Bellbowrie)に住むジェシカの母親から連絡がある。「今朝から停電なの。ベルバウリーのコールズ(スーパーマーケット)も水没してしまった。道も寸断されたのでこちらには来るのは無理よ」

 ・・・実は昨日長女ロッタはここから車で30分くらいの町ベルバウリーに住む親友ジェシカの家にスリープ・オーヴァー(お泊り)に行っていたのだ。ロッタの方も近所の友人宅へお泊り。ジェシカとは彼女の一番古い友達で3歳の時キンディーで知り合った。数年前にベルバウリーに越して行ったのだが、ずっとホリデイの度に遊びに行き来している仲である。

 向こうはまったくの無事だが、水が引く2日3日まで辛抱しなくてはならないという。僕ちゃんはネットでカウンシルの水没道路情報を見ながら、なんとかしてピッピを家に連れて帰ることが出来ないかと頭をひねっているけど、下手に動いて車が流されるなんてことは御免である。

 ピッピはこういう非常時にシリアスになってしまうタイプだから、心細い思いをしているに違いない。でも内気だから黙って耐えているのだろうか。何度も電話して大丈夫かと訊く。「うん大丈夫だよ」いや実は親の方がまいっているのだった。2、3日の外泊なんてキャンプで経験済みとはいえ、道を寸断されてしまって会うことが出来ないという状況下ではとても心細くなってしまうものだ。行ける所まで行って、その後はゴムボートを漕いで迎えに行こうとまで考えたりもしたけれど。とにかく明日の朝近くまで行ってみようと考えている。ベルバウリーは洪水危険地区に指定されてないから油断していた。こういうときは、最悪の時のことを考えて行動するのが一番であると自分に言い聞かせる。

 朝2番目にショックだったのが、ロザリー(Rosalie)の水没。TVにどこかで見たような町が映し出されている。うちから歩いても15分のロザリー(パディントン→南の間違い。方向音痴ですみません)の町が水に浸かり始めているのだ。そして予想されたイプスィッチの街の水没。サウスバンク、シティー、この間U2のコンサートで行った来たばかりのサンコープ・スタジアムまで・・・。ABCのニュース動画はここから。

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写真はhttp://www.heraldsun.com.au/より。

 今日のブリスベンは7日ぶりの青空。しかしあの空の下でとんでもなく恐ろしいことが起こっている。

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 一日中ロザリー、ミルトン上空を旋回する何台ものヘリコプター。普段なら交通量の多いジュブリー・テラスがまるでクリスマスのように静かになっているのも不気味だ。そして時折救急車の音がする。

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 夕方ロザリーの様子をこの目で確かめに行ってきた。ロザリーで見た空。

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 現場の手前にはいくつかの浸水箇所があって裸足になって水の中を進んだ。

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 ここも後数時間で水が来てしまうらしい。

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 水を越えるとロッタのクラスメイト一家と会う。

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 このお店も水に浸かってしまうのだろうか。Imgp1494

 これより進入禁止。

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Imgp1491  神様・・・。Imgp1492_2

 現場付近の住民は避難しているようだったが、驚いたことにそこから1ブロック先の住民たちはストリートで近所の人々と飲みながら集っているのである。もし自分がそこに住んでいたらどうしているだろうと考えてみた。多分心配で心配で呼吸困難になっているかもしれない。パニックになるよりは、飲んで「心配しないで」いるほうを選ぶオジー気質に呆れるというよりは感心してしまった。TVでロザリーの商店の物品運び出しを手伝う人々の様子を見ながら、強いコミュニティーの力を知らされた。

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コメント

YOKOさん
ご無沙汰しています。 今日のニュースをみてこの洪水がすごいものだってわかりました…
うちの周辺とかはぜんぜん大丈夫です。かなり降ったので、心配していたのですが。
おうちをなくした人たちとか、水に流されてしまった人とか、自然の力とはいえ、
なんとも複雑な気持ちです。 きょうは買い物のとき、思わず寄付してしまいました…。
もうこれ以上雨がふらないといいのにと願ってやみません。 

oshoyan さん

コメントありがとう。
そちらは大丈夫だと知って安心しました。
実はついさっきゴールド・コーストの友人から電話があったばかりで、彼女の住む町も水はけが良くて浸水の問題はないと言ってました。
もうTVで報道しきれないほどの被害があちこちで出ていて(同じニュースを何度も繰替えされるのにはうんざりしてきました)、私達もどうなっているのか把握できない状況です。
今朝は携帯が繋がらなくなりました。
とにかく早く水が引いて欲しいです。

家族離れ離れ、というのは体がちぎられるような思いなのではないでしょうか。。
気が気でありませんよね。早く再会ができますように。。


私も
膝まで使っている洪水の中、パブで陽気に飲んでいるおじさん達をニュースでみてアングリ、と。
オーナーが、「1974でもオープンしてたんだから、閉めてなんかられないわよ」と。
タフですよね。逆に勇気づけられますが。

Pandy さん

今日は電話をくれてありがとう。
先が見えないのはなんとも辛かったけど、明日の昼過ぎには道路が通れるようになるということを警察から聞いたので元気になりました。
さっき娘と話したとき、彼女はとうとうこらえきれずに泣き出してしまったけど(当然ですよね)、絶対に家に戻れるから、もう少しの辛抱だと言ったら分かってくれたようです。そういう私は実は眼にいっぱい涙を貯めてましたが。
ストリート・パスタ・パーティーは楽しかったそうです。

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