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小豆を炊いて日本のうたを聴く

 今日は15日なので小豆を炊いた。昔祖母はそう言って1日と15日には小豆でおはぎやお汁粉やお赤飯を炊いていた(「お」が付く言葉はみんな愛おしい)。豆を煮る匂いはふるさとの匂い。

 お豆の煮える匂いって心も体も温かくしてくれるようだ。小豆は体を温めてくれるんだよね。今日のあんこの甘みははライスシロップだけ。味見ばかりしていてもうおなかいっぱい。これに何を併せよう?ミレット(キビ?粟?)饅頭やってみるか?

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 これはグランマの裏庭のマカダミアの大木。

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 今年はナッツが豊作。前にグランマ(キッズのグランマで私の義理母のこと)は、うちのは美味しくないって言ってたけど、そんなことない。なんといっても生で食べるマカダミア・ナッツはほんのり甘くて大地の味がする。

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 たくさん落ちてるぞ~。枝からもいっぱい採れて嬉しい。

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 先月の霧の濃かった朝。三つ葉に溜まった水滴がおもしろかった。

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 タラゴンのお嬢さんたち。なんだか嬉しそうに咲いてるね。ハーブ・ヴィネガー作った。

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 土曜日に降って涌いた久しぶりのひとりディナー。こういうときは取って置きの好きなだけ野菜の玄米雑炊。玉ねぎ、にんじん、カリフラワー、スノーピー、生椎茸、オリーヴオイルとにんにくで炒めて水と煮大豆と玄米でぐつぐつ。お醤油で味付け。胡椒も入れたかな。付け合せはマーケットで買ったオーガニック大根のサラダ(スライスして自家製オーガニックごま塩振っただけ)。こんなので幸せになれるからいいもんだ。独り暮らしをしていた時は、仕事から帰ってきてささっとこんなのを作って食べてたっけ。

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 最近僕ちゃんが職場からもう処分するからと何枚かの古いCDを譲り受けてきた。その中に武満徹のCDがあって喜んだ。早速聴いてみると何か変なのだ。ジャケットとディスクの印刷をもう一度確認する。「冬・マージナリア・ジティマルヤ」岩城宏之指揮、東京メトロポリタン・オーケストラ。レーベルはVarese Sarabande ディスクは日本でプレスされたものらしい。ライナーノーツは英語に翻訳されたものが印刷されている。しかし音は無伴奏の混声合唱である。オーケストラはおろか、ピアノの音すらない。しかしとても惹かれるハーモニーと詩。そう、全部日本語の歌だった。これは一体なんだ???とPCにディスクを入れたら何物だか判明。岩城宏之指揮、東京混声合唱団の「小さな空〇と△混声合唱のために」 工場でプレスするときに間違って盤に印刷されてしまったのだろう。しかし、本当に美しい。こんなに繊細なハーモニーを日本語で表現することができてたんだ。まるで大好きなアイルランドのアヌーナのサウンドのよう。

 うちの子供たちの合唱団でタームごとに催されるコンサートでいつも思うのは、人間の声の美しさ。重なり合った声の微妙で繊細なハーモニー。人間の表現力の可能性を感じてただただ感動するのである。

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 さて、CDには11曲の宝石のような歌が収められているが、反戦歌としてあまりにも有名な谷川俊太郎作詞、武満徹作曲の「死んだ男の残したものは」がその中にあった。65年に歌が作られたそうだが、84年に武満が無伴奏の合唱曲として編曲したそうだ(ウィキペディアより)。素晴らしすぎる・・・。さらに最後の「さくら」は本当にこの世のものなのかと思わずにはいられない美しさ。鳥肌。YouTubeで探したら、音が悪いけど(FMラジオで放送されたもの)見つかった。

 そういうわけで感動しっぱなしの興奮冷めやらぬまま(やれやれ)、一曲目の「小さな空」とともに3曲貼っておこう。しかしこんな不思議なめぐり合わせもあるんだ。武満さんの音楽これから少しずつ集めていきたい。ちなみにこれがオリジナルのジャケット。現在廃盤。

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小さな空

青空みたら 綿のような雲が  
悲しみをのせて 飛んでいった  
いたずらが過ぎて 叱られて泣いた  
こどもの頃を 憶いだした

夕空みたら 教会の窓の  
ステンドグラスが 真赤に燃えてた  
いたずらが過ぎて 叱られて泣いた  
こどもの頃を 憶いだした

夜空をみたら 小さな星が  
涙のように 光っていた  
いたずらが過ぎて 叱られて泣いた  
こどもの頃を 憶いだした  

死んだ男の残したものは

死んだ男の残したものは
一人の妻と一人の子供
他には何も残さなかった
墓石ひとつ残さなかった

死んだ女の残したものは
しおれた花と一人の子供
他には何も残さなかった
着物一枚残さなかった

死んだ子供の残したものは
ねじれた足とかわいた涙
他には何も残さなかった
思い出一つ残さなかった

死んだ兵士の残したものは
こわれた銃とゆがんだ地球
他には何も残さなかった
平和ひとつ残せなかった

死んだ彼らの残したものは
生きてる私 生きてるあなた
他には誰も残っていない
他には誰も残っていない

死んだ歴史の残したものは
輝く今日とまた来る明日
他には何も残っていない
他には何も残っていない

 

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コメント

声物に弱い私です。 今日の雑巾ガケはアヌーナに決定。 
小さな空は一時期ずっと家で聴いてました。 音源は所有していないのでyoutubeで。  
口笛の音程のぴちっとしてないところも自然で好みです。 

ところでyokoさん、これ知ってる?
http://www.youtube.com/watch?v=M27IMEjqEgk&feature=related
U2好きなyokoさんがどう思うだろう? 
私は大好き。 週末もガレージで大音量で友人と聞きました。 火を囲んで。 TちゃんやEちゃんにも聞いて欲しいな。
いやー音楽雑談しないと、また。  


momoさん

歌の専門のmomoさんなら「小さな空」知ってると思った。
口笛の微妙なところもにくいよね。
しかしアヌーナで雑巾がけって素敵。
私だとフィンランドのヴァルティナが掃除音楽。
Scala and Kolacny Brothers ベルギーのガールズクワイア、初めて知りました。
子供たち気にいると思います。
焚き火の季節!うちも先週末から始めてます。音楽の話しよう~。

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