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June Tabor と6月の赤い薔薇

 赤い薔薇の花がまた咲いた。

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 裏庭に一本の薔薇の木がある。私たちがこの家に住み始める前からあったのらしいが、僕ちゃんはそれと知らずに短く切ってしまった。ところがそれが良かったのか、いつの間にか成長し気がつくとぽつんと花をつけるようになった。手入れも何もしていないのにである。ビロードのような花びら、うっとりする香り。薔薇の美しさはその生き方なのかもしれないと思ったりする。

 薔薇の花で思い出すのは "A Red, Red Rose"。スコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズの詩は多くの歌手に歌われ人々に愛されているそうだ。

 今日は私の愛するジューン・テイバー(オフィシャルサイト / ウィキペディア)のことを書こうと思う。ずっと大好きなアーティストのひとり。いままで彼女について書く機会がなかったけど、薔薇の花が咲いたらこの歌を聴かずにはいられなくなったから(とはいうものの、実は6月の初めにこれを途中まで書いていたのだが、武満徹さんの日本の歌の感動が尾を引いていてなかなか上げられないでいた)。

 その彼女の2001年のアルバム  "Rosa Mundi"には薔薇の花にまつわる11の歌が収まっている。

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 今年で64歳になるイギリスのトラッド&フォーク・シンガー。彼女の深い落ち着いた声はもうそれだけで溜息ものなのだ。紅茶をポットで淹れた時に流れているといいなといつも思う。スティーライ・スパンマディ・プライア(マイク・オールドフィールドのアルバムへ参加でも有名)とのユニット、シリー・シスターズの12年ぶりのセカンド・アルバム(88年) "No More to the Dance"で初めて彼女を知ったけど、自分自身が年を重ねるごとに彼女の歌に惹かれていったのは当然なのかもしれない。

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 シリー・シスターズの76年のファーストに収められている Grey Funnel Line という曲が涙が出るほどいい曲なのでここに張りたかったんだけど、YouTubeでは前に上がってたのが削除されてしまってた。いつか自分でアップしてみようかな。まだやり方がわかんないんだけど。

 たくさんある彼女のアルバムの中でも、91年のジャズ・スタンダード集 "Some Other Time"は彼女の歌手としての表現力と存在感を見事に人々に知らしめた名盤じゃないかと思う。私自身もこのアルバムでますます彼女の歌が好きになったのだ。

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 というわけで6月の最後の日に間に合った、6月の薔薇の歌。"Oh my Love's like a red red rose" 

 実はこのロバート・バーンズの歌を私の愛する女性シンガー、スコットランドのエディー・リーダーとアメリカのイーヴァ・キャシディーも歌っている。ジューンのとは違うメロディーなのだが、これもまたいい。でもまた長くなってしまいそうなので、この話はまた次の機会にとっておこう。

 また話をジューンに戻そう。彼女が今年久しぶりの新作「海辺へ(Ashore)」を出した。なんとエルヴィス・コステロの名曲「シップビルディング」をカヴァーしている。そもそもコステロ自身が彼女の大ファンだということを最近知ったばかり。

 この曲は何といっても82年のロバート・ワイアットのヴァージョンがあまりにも有名だ(アルバム"Nothing Can Stop Us"に収められているのだが、調べたら今出ているこのCDの中には入っていない。何故?私の古いラフトレードのCDには6曲めにはちゃんと入っているのだ)。コステロのバンドのジ・アトラクションズのクライヴ・ランジャーがロバート・ワイアットに歌ってもらうために作ったメロディーにコステロが詩を書いたという、当時のフォークランド紛争に警告する歌だった(コステロ自身が語る”パンチ・ザ・クロック”のライナーより)。コステロ自身も翌年のアルバム”パンチ・ザ・クロック”で発表している。YouTubeでジューンのヴァージョンが早速上がってた。アルバム手に入れなきゃ。

 そういうわけで、ロバート・ワイアットのお宝動画も見つけてまた泣いています。30年前のコステロも映ってるね。

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