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Live Below The Line 1日2ドルの食生活体験

 昨日は雨模様だったけど今日はからっと洗濯日和の温かな日曜日。半そでで過ごせる温かい冬の朝。おっとブリスベンにまだ冬は来ていないんだったっけ?ゆっくり起きてきて1回目の洗濯開始(今日は3回廻した)。その間にボクちゃんが目玉焼きと大きなマッシュルームを焼いて朝ごはん。

 外で働くと毎週末が本当に楽しみだけど、それは歳を取ることを楽しみにしていることと同じなのか?時間の進み方が恐ろしく速く感じる。今年もあっという間に半分を通過しようとしている。

 スザンヌ・ヴェガのコンサートのこと、ファースト・エイド・キット(スウェーデンの若い姉妹フォークデュオ)がとんでもなく素晴らしいこと、今年の夏に大発生した蟻がまだ家の中をうろうろしていることとか(彼らは私たちの想像に及ばないくらいの創造力でもってとんでもないところに巣を作り出す。今日も充電器の中に巣を作っていたのを発見した)、昨日ロッタがマカロンを初めて焼いてそれがすごく美味しかったこととか、タックショップのホームベイクのヴォランティアに私の代わりに彼女がカップケーキを全部焼いて、それが大人気で全部売切れになったこととか(バタークリーム・アイシングが勝因)、Aldiのスペシャルで並んで買ったかいあったVitamix風プロフェッショナル・ブレンダー99ドル5年保障付きの性能のよさに大満足で、毎朝ケールと果物を入れたグリーンスムージーにはまっていることとか、ブログのネタはいっぱいあるけど(でもまあどうでもいいようなことばかりなんだけどね)、今日は「Live Below The Line」のことを書こうと思う。

 先月1日2ドル(約200円)家族4人で8ドルの食費で5日間だけ暮らしてみた。2ヶ月ほど前に「Live Below The Line」という、世界の貧困の中で生きる人々を知ることや彼らの生活を援助する運動があるのを知り、何だろうと少し興味を持ったのがきっかけ。ウィキペディアによると、2009年メルボルンのシェアハウスに住む友人同士が2人だけでトライしたのが始まりだそうだ。2人は貧困を失くすことにずっと情熱を傾けていてそんな彼らが始めた小さな運動がオーストラリアのNGOのOaktree基金と一緒になって大きくなり、今ではアメリカ、カナダ、UK、コロンビアでも行われる運動になったらしい。

 オフィシャルページに行くと、参加者は生活の一部であるSNSを使って容易くキャンペーンを呼びかけて、寄付を募ることができるシステムになっていた。オリジナルのブログも作ることもできる。若い人々はこういうことは朝飯前に入っていけるようだけど、私はかなり苦手だし時間もない。それに家族の誰もフェイスブックはやっていない。でもとにかく5日間チャレンジしてみる価値はあるんじゃないかとボクちゃんに話を持ちかけると、彼も返事一つで同意してくれた。あとは子供たちの理解を得ることだったけど、それも特に難しくはなく、うちの両親はやっぱりストレンジだとまた彼女たちは思っていたと思う。さて、まず最初にしなくてはならなかったのは5日間のメニュー作り。普段あまり気にしていなかった食材の一食分の値段を知ることから始めた。なにしろ馴染みのオーガニックファーマーのマーケットストールにはほとんど値段が表示されていないから。この時は全ての野菜と果物の値段を確認して少なめにと心がけたが(だいたいいつもの半分)、買ったあとで計算してみると1個あたりの単価が高すぎて5日間の中で食べることを許されない食材がいくつかあった。たとえば旬のオーガニックのみかん1個85c(これは大きな驚きというかショックだった)、オーガニック卵1個75c、オーガニック玉ねぎ1個83c。仕方なく土日で消費するか食べないようにし、残念だけど安い玉ねぎと小麦粉をスーパーで買いなおすことにした。その5日間の食生活の記録を残してみたいと思う。

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Monday
  • オーガニック紅茶 Nature's cuppa (2) 14c
  • シリアルとオーガニック豆乳($1.79/L )(2) 92c
  • トースト1枚(Aldi 99c/loaf)/バター 5.2c
 写真は自分用にドライフルーツ、ナッツ&フラックスミール(リンシードをグラインダーで挽いたもの)
 追記:Aldi(アルディ)はドイツに本部のあるディスカウント・ストア(ウィキペディア)。ブリスベンにも着々と店舗数を増やしている。

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  • キッズランチ(2) $1.60
  • おとうさんランチ (前の晩ディナーの残り物:写真なし)
  • 私は普段お昼を食べない。
 ロッタは正統サンドウィッチ派で、チーズ、玉ねぎ、きゅうり、レタス、バターとオリーヴオイル。

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 ピッピランチはトースティー(オーストラリアでは2枚のパンをチーズやハムなんかをはさんでプレス式のトースターで焼いたホット・サンドウィッチのことをこう呼ぶ)。具はチーズ(Aldiブランド・テイスティー(チェダー)チーズ$6/kg で1サーヴが17c) と玉ねぎとハーブソルト。前の晩に20個焼いたアップル・シナモンのミニマフィンは全部で$3.30。卵を入れられずフラックスミールの卵の代用で価格を抑えたがこれがなかなかいい。キッズに嫌われなくてよかった。いつもの材料(りんごはオーガニック)を小麦粉だけ安いのに置き換えただけだが、計算してみるとオーガニック小麦粉で焼いてもプラス58cで$3.88なのでスーパーのホームブランド小麦粉1キロ75cの効果はあまりない。クラッカーはキッズのやたらお気に入りAldiのEaton 6枚で14cは安い。しかしノーティー。) 
 

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アフタヌーンティー
  • 自家製ソイヨーグルト/チアジェリー/ジャム 40c
  • トースト/バター  5.2c
  • メキシカン・ビーンズ (玉ねぎ60c/にんじん20c/Aldi オーガニック・トマト缶99c/Aldi オーガニック乾燥キドニービーンズ40c/オリーヴオイル/にんにく)
  • トルティーア(小麦粉360g 27c/コーンミール140g 42c/オイル)
  • ライス(ノンオーガニック・オーストラリア産コシヒカリ米 $2/kg) 85c
  • チーズ100g 60c
  • レタス(いくらだったっけ?) 30c(にしておこう)
  • ねぎ(庭から)


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      合計 $7.81

Tuesday

  • 紅茶 (2) 14c
  • シリアルと豆乳(2) 92c
  • 残り物トルティーア&ビーンズ
  • キッズランチ(2) $1.60
  • お父さんランチ(前晩の残りもの)

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アフタヌーンティー

  • 白玉だんご(Glutinous Rice Flour タイ製もち米粉 250g) 60c
  • たまりとライスシロップ 30c

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  • ファラフェル(乾燥オーガニック・チックピー$1/玉ねぎ20c/にんにくとスパイスとオイル50c)$1.7
  • ライス 85c
  • サラダ(かぼちゃ50c/玉ねぎ10c/きゅうり50c)
  • わかめとオイスターマッシュルーム(マーケットで安く買えた)のスープ 30c

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       合計 $7.97

Wednesday

  • 紅茶 (2) 14c
  • シリアルと豆乳(2) 92c
  • キッズランチ(2) $1.60 月曜日から全く同じ内容・・・。
  • お父さんランチ(前晩の残りもの)

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アフタヌーンティー

  • オーガニック・ポップコーン(お砂糖、塩、オリーヴオイル) 40c

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  • ポテトニョッキ(じゃがいも3個$1.11/小麦粉120g 9c/バターと自家製バジルペスト)
  • ミネストローネ(月曜日に煮たキドニービーンズ残り40c/玉ねぎ40c/にんじん20c/セロリの葉っぱ(冷凍)/トマト$1.08/庭のベイリーフ

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      合計 $6.34 (ほんとに!?ほんと)

Thursday

  • 紅茶 (2) 14c
  • シリアルと豆乳(2) 92c
  • グルテンフリー・トースト(Aldi ) 46c
  • キッズランチ(2) $1.60 月曜日から全く同じ内容・・・。
  • お父さんランチ(前晩の残りもの。ちょっとしか残ってなくてごめん)

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アフタヌーンティー

  • ペアー&カランツ・ケーキ(半分) $1.20
 お店から熟しすぎたオーガニックのペアーをもらったので帰宅して即焼いた。フラックスミール20cで卵のかわり。小麦粉17c、砂糖30c、カランツ20c、アーモンドミール(電動グラインダーで挽いた)80c、オリーヴオイルと豆乳70c。なんと全部で$2.37!!

 

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  • ポテトラザーニャ(じゃがいも$1.85/Aldiオーガニック・トマト缶99c/にんじん20c/チックピー(火曜日の煮た残り)20c/玉ねぎ$1/チーズ$1.80)
  • ライス(キンワ&ごま) 50c

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      合計 $9.86 

  ・・・オーガニックのじゃがいもが高かったかな。前日の分が安かったのでまあいいね。しかしこの週はチーズの食べすぎだ。子供は大好きだけど。もういいかげん食べたくない。

Friday

  • 紅茶 (2) 14c
  • シリアルと豆乳(2) 92c
  • キッズランチ(2) $1.60 
  • お父さんランチ(前晩の残りもの)

アフタヌーンティー

  • ペアー&カランツ・ケーキ(残り) $1.20
  • ライス85c
  • 自家製納豆と卵 $1
  • 味噌汁(庭のねぎ/にんじん/オースターマッシュルーム/わかめ)$1
  • ブロッコリー(ハーブバター)$1.50
  • 缶サーディーン 65c

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      合計 $8.86   

 とにかく子供たちにひもじい思いをさせたくない。そうなると必然的に炭水化物系のものが多く食卓に上るようになってしまう。1キロ6ドルのチーズと豆が主な蛋白源。果物、生野菜、豆腐、肉、魚、卵は高級品でとてもじゃないが毎日のメニューには入れられなかった。チョコレートもアイスクリームもチップスも口に出来ない。外食なんてありえないし、子供たちは学校のタックショップでのスナックの買い物も許されない。普段仕事から帰ってくると料理なんかしたくない気分なのに、この時ばかりは少ない食材で如何に美味しいご飯ができるかとがんばってたら、子供たちに普段よりいいねと言われてしまう。反省。。。まあ私一人だったら、「玄米と味噌と少しの野菜を食べ・・・」でも一向に構わないんだけどなあ。

 そういうわけで5日間の4人の食費は全部で$40.54(だいたい)。食費の計算に泣かされたけどすごくいい勉強になった。毎月やってもいいよと誰かが言うが(あんたはいいよ)、安い食費は長い労働を必要とするので少し考えさせてほしい。でも次にやる時(来年またやる?)は家族のみんながクッキングに参加すればいいんだよね。そういうメニューを考えよう。あとはあるのかないのかわからない家庭菜園をなんとかしたい。中国青菜とかケール、シルヴァービートがいいな。

 そうそう、今月末までこのLive Below The Lineのキャンペーンの寄付を受け付けているそうなので、支援したい人がいらっしゃったらここからどうぞ。

 翌週は久しぶりに外食もしたし、魚を食べたし、財布の紐がゆるくなったけど、オーガニック食材でも結構うまくやり繰りできるのは、マーケットで手に入る地元の野菜のおかげだと思う。お百姓さんと地球の恵みに感謝します。

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コメント

豪華じゃん!

お!お久しぶり♪

お疲れさまでした( ´艸`)プププ (あ、笑っちゃいけないとこ?笑)
一人暮らし学生の頃を思い出しちゃった。

suikaさん

始める前は、手抜きが出来る口実だと思ってたんですが、その正反対だったと気がついたときにはもう遅すぎました。
でもお米と小麦粉とチーズが安いからそんなに難しくはなかったかな。
それにしても、うちの食器の豊富さがすっかりばれてしまった。。。sweat02

いつくらさん

自分でもよくやったと思います。
疲れたけど楽しかったよ。
あるでぃの詳細を追記しました。
I heart ALDI

初っぱなのロッタちゃんのサンドイッチだけで日本では700円よ!sweat01
コンビニだったら300円。
しゃれたカフェだったら1200円です。

お皿は見事な働きぶりですね。sweat01
私もそうだけど使いやすい食器しか使わないのよね。

suikaさん

キッズ弁当は計算してその安さに私も驚いたんです。
サンドイッチ用のパンが1斤(700g )両端のクラスト(耳)を入れて21枚(日本の食パンの2倍のサイズかな)入ったのが99cですからね。
これオーストラリアで買える一番安いパンの内に入ると思います。
国産小麦(オーガニックではない)で添加物なしで味はまあそれほど素晴らしくはありません。
美味しいからまた買うというより、安いからまた買ってしまうというところかな。
いつもはもう少し美味しいベーカリーのパンに、コーンビーフとかヴェジベーコン(ヴェジタリアン・フェイクベーコン)が入っているので$1~$2くらいプラスされるかな。

でもオーストラリアでも出来合いのサンドイッチを買おうもんなら6ドル以上はします。
しかもコンビニの売り物は高価です(買ったことない)。
食材は良いものが安く手に入るけど、賃金は日本よりずっと高いし便利さは全て値段に加算されているからなんだと思います。

お醤油かけたいsweat01

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