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冬の生活

8月!またしても半年が瞬く間に過ぎていった・・・。

実はこの半年は去年の倍以上働いていた。今年の初めに突然職場のマネージャーの女の子が辞めてしまうという出来事があって、新しいフルタイムのスタッフも決まらないまま、ワーキング・イクスピリアンス(接客業のコースで学んでいる人々が実際にお店で見習いとして給料なしで働く)の人々を午前と午後1人ずつ迎えながらなんとか少人数で回してやってきた。今まで言われたことを聞いて働くことはそう難しくなくて、私結構できる?なんて思ってたら、突然相手に説明したり頼んだりすることが最近増えて、それが実は私には凄く苦手だということに今更気が付いたのであった。人にものを頼むのは相手が年下であっても丁寧な言い方をする方が好感が持たれると思う。それにしてもいろんなバックグラウンドを持った人々と一緒に働くのは勉強になる。

この数週間手伝ってくれているのはエルサルヴァドル人の両親を持つオーストラリア生まれのG君。凄く素直で優しい子だけど、この間午前中働いた彼の帰りがけに「午後は何をするの?」と気軽に訊いたら「今朝お父さんが黙って家を出て行ったんだ。だから気落ちしたお母さんをなだめなくっちゃね」とあっけらかんに語るので思わず絶句してしまった。「そうなんだ大変だね。他に兄弟はいる?」「5人ね。でもそのうち2人はエルサルヴァドルで小さい時に亡くなってるんだ」また絶句。お母さんは45歳だって。想像を越えるような人生を歩んで来ているんだろう。コースが終わって早く仕事が見つかるといいねG君。

さてこの日記の下書きを始めたのが4週間前の冬休み中。でもなかなか進まないうちにホリデイは終わって、その後国会で安保法案が無理矢理通ってしまったりして歯軋りしながら日本を外から見守っている日々だった。ホリデイはたくさん働いた分自分を労わなくちゃとリラックスできた。でももう昔のように、スクールホリデイに家族でキャンピングを楽しむということはなくなってしまった。いや、親の方は行きたいのだが、子供たちは行きたがらない。それぞれいつでもコンタクトしている友人達がいて、彼らとショッピングや映画に行ったり、家に泊まりに行ったり(泊まりに来たり)、スカイプで何時間も繋がっておしゃべりしたり、歌ったり楽器を鳴らしているのが楽しいらしい。全く私の子供の頃と違う世界に住んでいる子供達だ。

子供達と言えば、この間学校から成績表をもらってきて親の予想を超えて彼女たちが頑張っているのを知った。特に高校に入ったばかりのロッタがいい評価をもらっていて自信をつけている。学校に行くのが楽しいって言う彼女達、制服を着ると本当に成長してみえる。魔法にでもかけられているみたいに。ティーンになって手がかからなくなったと言えばそうであるがまだ子供(2人とも私より背が伸びたけれど)、いつでもそばにいるよ愛してるよと伝えて、プレシャスでゴージャスだってハグしてあげると凄く効き目がある(これは子供達だけでなく、他の家族にも必要なんだよね。日本人の私はそれを良く忘れがち。。。)。

2ヶ月くらい前だけど初めて足を運んだ川沿いの町、バリンバ(Bulimba)。ヴィンテージなシネマがあって(入場料が安い!)お洒落なお店がたくさん並んでいた。少し旅行者気分。それにしても16年住んでて初めて行っただなんて。ひんやりとしたブリスベンリヴァーの夕暮れ。

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近所の粗大ゴミで拾った焚き火用の分厚い鉄製のファイアーピット・ボウルがこの冬大活躍中。素晴らしい。隣の奥さんが羨ましがっているって。ホリデイは毎晩庭でキャンプファイアー三昧だった。寒がりトンカも焚き火が好き。子どもたちは(ボクちゃんもだが)マシュマロをスティックに刺してこんがり焼いて食べるのを楽しみにしている。

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暖をとるだけではもったいないのでベイクドポテトを続けて2回作った。庭のハーブをちぎって載せてサワークリームと塩胡椒。皮ごと焼いて外側がパリッとして中が熱くって柔らかくてホクホクで。。。シンプルだけどこの味は食べた人でなければ分からない美味しさなのだ。昔(27年前!)バックパックで旅行(50日間のイングランド、ウェールズ、スコットランド&アイルランド)した時イギリスの街角で食べたのを思い出した。イギリスではジャケットポテトって言うんだったっけなあ。皮のジャケットを着ている熱々のお芋を想像して。ああ懐かしい。

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シティーにある某服地屋さんのセールで半額で買ったダブル幅のポーラーフリース(一本5ドル以下で作れた)で娘達の冬用パンツを作る。私のパジャマパンツの型紙をそのまま使ったけれど、左のピッピのパンツは裾を5cm伸ばしたけどそれでも短かった。

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今年ついに我が家の食材に加わったヘンプシード。もちろんオーストラリアで育ったオーガニック。ちょっと苦味があるがなかなか美味しい。しかし驚いたことに、この国ではまだ食品として認められていないのである。それでもやっとオーガニックショップなどで購入できるようになったのは嬉しいけど。むしろ日本の方がもうずっと前から知名度があるみたい。詳細はここ。レシピが豊富でいいね。

サワードーのパンにオジーマイト(イーストスプレッド)とアヴォカドとヘンプシードを振りかけて食べるのが好き。付け合せに自家製キムチやザワークラウトがよくあう。

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ケールとセロリとわかめのサラダにも振りかける。ザワークラウトは何にでも入れる。ある日のランチ。

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ふりかけも作ってみた。胡麻、オーガニック海藻フレーク(これはダルスと呼ばれるカナダ産。日本では紅海藻っていうの?ソフトで磯の香り高くふりかけにぴったり)、ヒマラヤンソルト、刻み海苔。家族にも好評でもう市販のふりかけは要らない。この一ヶ月でもう4回は作って足したかな。追記: ダルスの記事を見つけた。それにしても空前のスーパーフードブームだね。そういう私もスーパーフードには目がない。

 

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キンワご飯にふりかけを混ぜて自家製米味噌で握ったおにぎり。ホリデイ中のランチに作った。おいしくて栄養たっぷり。

 

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ぼくちゃんのお弁当をこっそりと大公開。

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ヘンプ・プロティーン・パウダーも体験済み。スムージーに最適!って言っちゃ駄目なんだよ。この国ではね。残念。早く認めてもらいたいものだ。

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だからパッケージの裏には、摂りかたじゃなくてボディースクラブの作り方が貼ってあるのだ。試す人いるのかな?そりゃ良さそうだけどさ。もったいない~。

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北アイルランドのシンガーソングライターSOAKが最近の私のお気に入り。 最初に聴いたのはツェッペリンのカヴァー移民の歌。これにははっきり言って衝撃を受けた(これはアルバム未収録)。

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最初写真を見た時少年かと思ってしまった。19歳。ジョニ・ミッチェル(・・・早く元気になって欲しい・・・)を聴いて育ったそうだ。アルバム発売日にスポタファイ(音楽ストリーミングサーヴィス)で全曲聴いてすっかり魅了されてしまいCDを買いに走った。スポタファイってすぐには飛びつかなかったけれど、 アーティストのコレクターズ用ボックスセットまで聴けるものがあって驚くばかり。無料会員は広告が入るし音が悪いのだが、私は作品が気に入れば必ずディスクを手に入れないと気がすまない性質だから、また一つ楽しみを増やしてしまった。ジャケットの写真はトレイシー・チャップマンのファーストアルバムを思い出した。

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"Shuvels" 一番のお気に入り。

アルバム制作に係っている人たちは誰なんだろうと調べてみたら、Villagersというダブリン出身のインディーフォークバンドの人々だった。このバンドもスポタファイで試聴してみて、なるほど、SOAKの音の影響ははここから来てるんだなとわかった。でも彼女の声は誰の物真似ではない強い個性がある。しかし、こうしてこの年になっても新しい(自分の子供の歳の)アーティストの作品に感銘を受けることもあるんだ。毎日入ってくるのは嫌なニュースばかりだけどね。

そして今CDが届くのを心待ちにしているアヌーナの新譜"Revelation"。Bandcamp というサイトでアヌーナが公式にお店を持っているのを知った。オーストラリアからだとアマゾンよりも安く購入できるので迷わずオーダーした。しかし驚いたのは2週間ほど前、アヌーナのダイレクターのマイケル・マグリン本人のメールアカウントから直接メールが来て「実はそちらにお届けするのが少し遅くなります。ごめんなさい。」という丁寧なメールが来たことであった。さて内容であるが、このアルバムで特筆すべきは何といっても一曲目の「もののけ姫」。スポタファイの劣悪な音源でしかまだ聴いていないのだが、それでも文句の付けようがない、気絶しそうなくらいに素晴らしい仕上がり。トラック11は「さくら」。日本語の発音はパーフェクト。

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そのバンドキャンプのサイトのサンプル音源が貼り付けられるようになってたので貼っておこ。残念ながら「もののけ姫」は聴けない。

グランマの裏庭でマカデミアナッツの収穫。

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そして注文から3週間経ってアイルランドから到着のCD2枚。うっとり。ああ気絶。

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コメント

気絶したり身悶えするほど好きなものに出会えるのってほんとに幸せなことだよね。

いやしかししかし。
ぼくちゃんのお弁当に心が釘付けです。

いつくらさん

そうだね。
どんな小さなことでも夢中になれることがあるのはいいのかもしれない。
今までのたくさんの小さな夢中になるものが、気が付いたら自分の人生を作ってきたんだとしみじみ思ったりします。
また寒くなってきたね。
昨夜のディナーはまた今年の冬の定番おでんでした。
なんたって圧力鍋で圧が上がって10分だもんね。
ああもう一台シリットが欲しい。
今夜は久しぶりに焚き火。
またジャケットポテト君の出番です。


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